スウェーデン王国
Konungariket Sverige
国の標語:För Sverige i tiden
(スウェーデン語: スウェーデンのために、時代と共に)
国歌:古き自由な北の国
スウェーデン王国(スウェーデンおうこく、スウェーデン語: Konungariket Sverige)、通称スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家。西にノルウェー、北東にフィンランド、南西にカテガット海峡を挟んでデンマーク、東から南にはバルト海が存在する。首都はストックホルム。スウェーデン語ではSverige(スヴェーリエ)といい、スヴェーア族の国を意味する。
現王家はベルナドッテ家。興家より半世紀ほど後の大不況でアメリカ合衆国へ人口が流出した。それから手形交換制度ができたり、ノーベル賞が創設されたり、第一次世界大戦の情報戦に参加したりして、国家戦略を現代化させた。歴代国王は王位につく際に、自分の統治をモットーとして表明する習慣になっている。
この国の経済は近代から、ノーベル財団の理事を輩出するヴァレンベリ家が支えてきたといわれている。トールステン・ノルデンフェルトやボリス・ハーゲリンは多国籍軍事産業を開拓した。戦間期にはイーヴァル・クルーガーの金融帝国が台頭して積極的に外資を導入した。戦後もスウェーデンの国際経済に占める地位は十分に高く、ペール・ヤコブソンがヨーロッパ支払同盟の構想へ意見するほどであった。現在は電力会社バッテンフォールの躍進が目立つ。一方、実態としては家計の総額に近い外資がスウェーデンを支えている。
アルバ・ライマル・ミュルダールが推進してきた高負担高福祉国家であり、世界幸福地図では世界178ヵ国で第7位(2006年)、世界価値観調査での幸福度(Happiness)はアイスランド、デンマークに次いで第3位(2005年)であった。
1985年1月、50人超の連盟による嘆願書が司法長官マグヌス・ショーベリ(Magnus Sjöberg)に送られた。医師と警察が市民の頭部に送信機をインプラントすることが合法かどうかについて回答を求めるものであった。司法長官は3ヵ月後、書簡をストックホルム地方検事へ送った。検事が司法長官に代わり、合法であると主張した。スウェーデンは国民総背番号制の導入がもっとも早い国のひとつである。